歯の磨きすぎが良くない理由
2022/11/17
歯の磨きすぎが良くない理由
歯を丁寧に磨くのは良いことですが、必要以上に磨きすぎると口内トラブルの原因になるため注意が必要です。
歯の磨きすぎが良くない理由について詳しく解説します。
【知覚過敏になりやすくなる】
強い力で歯を磨きすぎると、歯の表面やエナメル質が削れて象牙質が露出してしまうことがあります。
象牙質は刺激に対してとても敏感です。そのため、象牙質が露出してしまうと、冷たい食べ物などを口に入れたときに「ズキッ」と痛みを感じたり歯がしみたりといった、知覚過敏の症状が現れることがあります。
また、虫歯にもなりやすくなるため注意が必要です。虫歯予防のためにしっかりと歯磨きをしている方や、または1日に何度も歯磨きをするという方は気を付けましょう。力が入りすぎている場合にはエナメル質まですり減る可能性があります。
【歯茎が下がりやすくなる】
歯を磨きすぎると歯茎にも強い力が加わって、歯茎が傷つき下がってしまうことがあります。これは「歯肉退縮」と呼ばれている症状です。
歯茎が下がると歯の根っこが見えるようになるので、当然ながら審美性が低下してしまいます。また、食べ物も歯の間に詰まりやすくなります。
さらに、本来歯茎に覆われている根っこの部分は、歯の質がやわらかく汚れも付きやすいため、歯茎が下がることで虫歯にもなりやすくなってしまいます。
一度下がってしまった歯茎は基本的には元の状態に戻らないとされています。そのため、歯磨きを行うときは、歯茎を傷つけないようにやさしく磨くことが大切です。