歯の着色汚れができやすい人
2022/11/17
歯の着色汚れができやすい人の特徴とは?
【タバコを吸っている】
タバコを日常的に吸っていると、ヤニによって歯が全体的に黄ばんだり、一部に茶色い汚れがこびりついたりします。
ヤニ汚れは、一度付着すると落としにくい特徴があります。クリニックでも落とすのが困難なため、喫煙習慣のある人は注意しましょう。
【着色しやすい食べ物をよくとっている】
普段口にする食べ物や飲み物の中にも、着色しやすいものがあります。代表的なものは、コーヒー、お茶、カレー、ケチャップ、ワインなどです。
色の濃い食べ物には、着色汚れのもととなるポリフェノールやタンニンが含まれていることが多いです。
【歯並びが悪い】
喫煙の習慣がなく、色素の濃い食べ物や飲み物を取る機会も少ない人でも、歯並びが悪い場合は注意が必要です。着色汚れのひとつは、歯に付着した色素をきちんと落とせないことにあります。
歯並びが悪いと、隅々まで十分に汚れを落とすことが難しいです。磨き残しを放置しておくと更に落としにくい歯石となり、歯の表面にこびりついてしまいます。歯石自体にも汚れが付着しやすいため、着色汚れは更に悪化するでしょう。
【口呼吸をしている】
口呼吸をする癖がある人も、歯が汚れやすい傾向にあります。口呼吸によって口内が渇き、唾液が少なくなってしまうためです。
唾液は口内を潤すと同時に、汚れを洗い流してくれる役割も担っています。口呼吸を繰り返すと汚れを洗い流してくれる唾液が十分に出ないため、汚れは落ちにくく歯の表面に残るリスクが高くなります。
【歯磨きに問題がある】
歯磨き習慣や方法に問題がある可能性も考えてみましょう。
研磨剤は歯の表面に付着した汚れを落とす役割を持つ成分です。まったく使用しないと汚れが落ちにくくなります。
また、歯磨きの回数が少なかったり(1日に1回、数日に1回など)、歯磨き自体が雑になっていたりする場合も要注意です。歯垢が歯に残りやすく、自分では取り除くことが難しい歯石になってしまうリスクが高まります。
【まとめ】
歯の着色汚れが気になる人は、まず生活習慣に問題がないか振り返ってみましょう。普段口にするものや、無意識でしている行動が原因となっていることがあります。
自分に合った予防や対処を行い、悪化させないよう心がけましょう。